咬み合わせとからだとの関係

ちょっと、立った状態の自分の体を見てみましょう。
人の体は、個人差はあっても、どなたも体の歪があります。
体は、それを補正するため、筋はいつも緊張しているのです。
特に、頭の重さは、平均5Kgもあり、これが顎と首で支えられています。
したがって、顎と歯にかかる負担も大きく、咬み合わせが悪いと周辺の筋は緊張し、
頭痛・腰痛・肩こりなど様々な体の変調をきたします。
この咬み合わせバランスを治しましょう。
バランスが大事
立った状態で体を良く見てみてみましょう。
左右対称になっていますでしょうか?


良く考えてみると、人体ほどバランスの悪いものはないのでしょう。
20数センチの足で、150~180センチの体を支えていてとうだけでも不安定であるのに、
一番上に重い頭を乗せていますます。
中枢がコントロールして立つことは勿論、歩行、走行も可能にしているのですが、
構造的に余裕のないのは明らかでしょう。
下顎位の不思議
下顎は、口の周りの筋肉にぶら下がっていて前後、左右、上下と三次元的な動きをします。
うつ伏せ寝、横向き寝、頬杖など、顎に力が加わる事を長期間していると、顎の骨は、変形しますし歯の位置も変わり、下顎がずれた位置で咬むようになってしまいます。
このようなことで、下顎の位置がずれると、体のバランスが崩れ、筋肉が緊張したり、バランスをとる為に体は歪んでいきます。
この状態が長期間続くと、体は疲労を起こし、頭痛、肩こり、腰痛、疲れやすい、などの症状の原因となっていくと考えています。 実際、下顎のずれを治すことで、主訴が改善され、更に目が活き活きとしてきたり、姿勢も良くなっていきます。
この2つのコントロールは、「全身の健康を維持する」上でも、とても重要です。
下顎のずれで、体はバランスを崩す
積み木を積み重ねていって高くなると、慎重に慎重に置くようになりますが、 一番上に重いものを置かなければならないとしたらどうでしょう。
いっぺんに崩れ落ちるか、上手く置けたとしてもとても不安定な状態ですから、 バランスを崩す何かが起きたら、やはり、いっぺんに、崩れ落ちてしまうでしょう。
人体は、正にこの積み木の状態で、バランスを崩す大きな要素として下顎のずれを上げることができるのです。
実際、下顎のずれを治すことで、主訴が改善され、更に目がいきいきとしてきたり、姿勢も良くなってきます。
咬み合わせが全身の健康と深く関係していることに間違ありませんが、
まず、専門の医科を受診されることをお勧めします。